化粧品成分表(INCI)の読み方|英語・韓国語ラベルも怖くない
コスメの裏面にびっしり並んだアルファベットの羅列、「Aqua」「Glycerin」「Parfum」…。これはINCI(International Nomenclature of Cosmetic Ingredients=化粧品成分の国際命名法)と呼ばれる世界共通の成分表記ルールです。ルールさえ分かれば、日本語の説明がなくても成分表はぐっと読みやすくなります。
INCIの基本ルール:配合量が多い順
INCIでは、成分は基本的に配合量が多い順に記載されます。つまりリストの最初のほうに書かれている成分ほど、その化粧品の中身に占める割合が大きいということです。一般的に、最初の5〜6個で処方の大部分を占めることが多く、そこに何が入っているかを見れば、その製品の「本質」がだいたい分かります。逆に、リストの後ろのほうにある成分は微量で、防腐剤・香料・着色料などが並ぶことが多いです。
ただし1%未満の成分は順不同で記載してよいというルールもあるため、後半の順番だけでは正確な配合量までは分かりません。それでも「前半に何があるか」を見る習慣は、成分表を読むうえでの第一歩になります。
よく出てくる成分名・日英対応
INCI名はラテン語や英語がベースですが、頻出するものを覚えておくと読み解きが一気に楽になります。
- Aqua / Water = 水
- Glycerin = グリセリン(保湿剤)
- Alcohol / Ethanol = エタノール(アルコール)
- Fragrance / Parfum = 香料
- Sodium Hyaluronate = ヒアルロン酸Na
- Tocopherol = ビタミンE
- Niacinamide = ナイアシンアミド
- Dimethicone = ジメチコン(シリコーン)
- Sodium Benzoate / Phenoxyethanol = 防腐剤の一種
- CI + 数字(例:CI 19140) = 着色料
韓国語・中国語ラベルも実はINCI準拠
韓国コスメのパッケージにはハングルで「전성분」(全成分)という表示があり、中国のコスメには「成分」「配料表」と書かれていますが、その中身のアルファベット表記は世界共通のINCI名であることがほとんどです。つまりハングルや簡体字の部分は読めなくても、英語表記のINCI名さえ拾えれば、水・グリセリン・香料といった中身は日本の商品と同じように読み解けます。逆に言えば、現地語の説明文を無理に翻訳する必要はなく、INCIのアルファベット部分に注目するのが一番の近道です。
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